体内でよい効果をもたらすことで知られている乳酸菌ですが、働きの中で有名なものは、何といっても腸の動きを整える、「整腸]の働きです。
乳酸菌がつくり出す乳酸等の有機酸は、糖質を発酵して生成され、善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を防ぎます。またこれらの有機酸は、腸の活動を活性化させ、正常に動かしてくれます。
腸の正常な運動とは、蠕動(ぜんどう)運動、つまり便の排泄を促すことです。体内の老廃物が、大便として溜まっているということが体にいいわけはなく、定期的に外に排泄しなくてはいけません。
その排泄行為がうまくいっていない状況、つまり便秘の状態にならないためには腸の正常な蜻動運動が不可欠です。日本人の多く(特に女性)は便秘の悩みを抱えています。日本人は欧米人と比べても腸が長いため、便が体に留まる時開か長いのです。
もともと日本人は便秘になりがちにもかかわらず、排便を促す食物繊維などの栄養成分が不足しているのが現状です。
また逆に、乳酸菌は、下痢になりにくい体づくりにも貢献します。下痢の原因として、水分の過剰摂取が考えられますが、そのほかに善玉菌や悪玉菌といった腸内細菌のバランスが崩れることもあげられます。
その点、乳酸菌は腸内細菌のバランスを整える役割加あるので、下痢予防の働きもしてくれるのです。
また乳酸菌は、悪玉菌の腸内での増殖を防ぐだけではなく、侵入を防ぎ、ガードマンのような役割も持っています。体内に入ってきた病原菌が棲み着きにくい腸内環境をつくるので、病原菌を追い出し、腸管の菌叢バランスを正常にすることで、常に健康な体をバックアップしてくれます。
人間の体は、もともと免疫と呼ばれる、病原菌や異物の侵入にたいして抵抗する力を持っていますが、乳酸菌はその抵抗する免疫力のサポートし強めます。

