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●糖尿病の「薬物療法」と低血糖などの副作用

 「食事療法」や「運動療法」を行ってもなお血糖値が下がらない、あるいは不安定だ
という人には、血糖値を下げる薬が処方されるようになります。

血糖値を下げる薬には、飲み薬の「血糖降下剤」と、注射による「インシュリン」と
があります。おおざっぱに言って、Ⅱ型糖尿病で血糖値がそれほど高くないタイプの
人は飲み薬の血糖降下剤を使い、それでも改善しない人やI型糖尿病の場合はインシ
ュリンという順序で処方されます。

 注意しなければならないのは、どの薬を使う場合でも「低血糖」になるおそれがあ
るということです。食事の間隔があき過ぎたり、過剰な運動をしたりすると血糖値が
下がり過ぎて、低血糖を起こすのです。また病気で食事がとれなかったり、アルコー
ルを飲み過ぎたりしても低血糖になることがあります。

 薬を使用する人は、食事の間隔に注意しきちんと食べること。どうしても食事がと
れない時には、甘いものやジュースなどすぐ口にできるよう心がけましょう。

 低血糖は、めまいや冷や汗、手のふるえ、動悸、強い空腹感などの症状があらわれ、
放っておくと「低血糖性昏睡」といって意識を失ってしまいます。そのまま放置する
と死亡するおそれもある大変怖い事態です。

 もうひとつ危険なのは、インシュリン以外の血糖降下剤は、使い続けると薬が効か
なくなる場合があることです。これらの薬は、すい臓を人工的に剰激したり、糖の吸収
を妨げたりと、強制的な方法で血糖値を下げるため内臓に負担がかかります。

そして効果には限界があるのです。そうなると薬の種類が増えたり、インシュリンに切り換
えたりと、次第に強い薬物療法に変わっていきます。

 薬を使っているからといって、「食事療法」や「運動療法」をおろそかにしないこと。
そして決して薬に依存しないようにすることが肝心です。

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参考資料 「重度の糖尿病、3大合併症!『乳酸菌生産物質』の腸管免疫力」
医学博士 河木成一著 ライブ出版

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