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●ストレスが多いと便秘になる(乳酸菌生産物質で便秘が必ず治る)

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参考資料「乳酸菌生産物質で便秘が必ず治る本」
東京大学名誉教授 光岡知足 著 マキノ出版より
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 食事のほかに、腸内環境を悪化させる大きな原因にストレスがあります。


 私たちは常にストレスにさらされる環境におかれています。このストレスが、私たちの腸内環境に少なからぬ影響を与えていることは見逃せない事実です。

 イライラや不安、焦燥、恐怖、ショックなどといったストレスを受けると、腸内細菌のバランスが崩れます。つまり、ストレスが多いとビフィズス菌や乳酸菌生産物質のような善玉菌の有益な腸内細菌が影をひそめ、代わってウェルシュ菌などの悪玉菌の活動が活発になる状態と
なってしまいます。


 では、腸内細菌が正常な状態とはどのような状態をいうのでしょうか。これは、自分の便を観察することでおおよそのチェックが可能です。


 ビフィズス菌や乳酸菌生産物質などの善玉菌がじゅうぶんにあると、便は黄色っぽく甘酸っぱいような臭いがします。赤ちゃんの便がきれいなのも、腸内にビフィズス菌や乳酸菌生産物質が多いからです。


 ところが、ウェルシュ菌などの悪玉菌が多いと、黒っぽく悪臭の強い便が出ます。

便は腸内細菌のバランスを知る重要な情報源で、いわば「腸からの便り」です。

ふだんから観察する習慣をつけておくとよいでしょう。


 ストレスが加わることによって私たちの腸内に悪玉菌がふえるということは、いくつかの研究データで明らかになっています。

 興味深いのは、1976年にアメリカの航空宇宙局(NASA)のホールドマン博士らによって行われた宇宙飛行と腸内細菌との関係を調べた研究です。

 この年、NASAは有人科学実験探査機を打ち上げました。搭乗したのは3人の宇宙飛行士です。

彼らの腸内細菌を継続して調べたところ、極度の不安と緊張にさらさ
れているときに、悪玉菌が急激にふえたというのです。


 では、なぜストレスが腸内細菌にこのような影響を与えるのでしょうか。

理由の1つとしてあげられるのは、腸の嬬動(ぜんどう)運動(腸が内容物を肛門のほうへ送り出す運動)が衰えるためです。

嬬動運動は、ストレスのショックによって鈍くなり、また、胃酸や腸液の分泌も悪くなるので、結果的に腸内細菌のバランスが崩れてウェルシュ菌が繁殖してしまうのです。

 腸の嬬動運動は、善玉菌のビフィズス菌や乳酸菌生産物質が作り出す乳酸や酢酸の刺激を受けると活発になりますが、腸内で悪玉菌がふえると、逆に乳酸や酢酸が少なくなって刺激も小さくなります。

このことも腸の嬬動運動が衰える一因でしょう。


 悪玉菌の多くは腐敗菌で、腸内のたんぱく質やアミノ酸を腐敗させて有害物質を次々と放出します。そして、慢性疲労症候群や頭痛、不眠、イライラ、めまい、肌荒れといったさまざまな変調をもたらすのです。


 さらに、免疫力(病原菌などに対する抵抗力)を弱らせて生活習慣病の引き金ともなります。

 したがって、健康で長生きするためには、悪玉菌を腸内からへらして善玉菌・乳酸菌生産物質がすみやすい環境にしてやることが人切なのです。


 以前、長寿村として知られる山梨県柵原村(現上野原町柵原地区)と東京都の老人ホームで、お年寄りの腸内細菌のバランスを調べたところ、興味深いことがわかりました。

柵原村のお年寄りは、平均82歳の高齢にもかかわらず、平均年齢78
歳の都内の老人ホームのお年寄りと比較してビフィズス菌や乳酸菌生産物質の検出率が12%高く、検出された人の菌数も約4倍だったのです。

 逆に、ウェルシュ菌の検出率は47%(都内のお年寄りでは81%)と低く、これは対照群として調べた20~40歳代の人の45%とほぼ同じでした。

 つまり、桐原村のお年寄りの「腸内年齢」は、実年齢よりはるかに若かったのです。そのため、生活習慣病にもなりにくく、長寿が実現できると考えられます。

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