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●医者はわかったふりをする   (「病は気からの免疫学」①)

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(参考資料 「病は気からの免疫学」より 安保 徹 著 講談社)
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 医療にたずさわって患者と対応していると、医師は自分の存在感を失わないために、自信
を全面に出しがちになります。ある程度は必要なことでしょう。しかし、行きすぎると、自
分の成長を失うことになる危険性があります。

とくに医師の場合は、患者より知識が多いということで、若くして「先生」と呼ばれ、
わからないことでも、わかったふりをすることが多いのです。


 最近、患者から聞いた話を二つ紹介しましょう。一つ目は、患者がリンパ球の比率を知り
たいといったら、主治医である医師が怒って、「そんなもの調べる必要がない」といわれた
というのです。

白血球全体に対するリンパ球の比率は、健康に生きていると35~41%の領域に入るので、
リンパ球の比率を知ることは、きわめて大切です。

 リンパ球が35%以下の人は無理をして生きているし、組織障害の病気になりやすい状態
です。逆に、41%以上だと、楽をしすぎて生きています。アレルギー疾患になっている人
が多いのです。

リンパ球の値を知ることは、病態の把握に欠かせないことを、医師も一般の人も知る必要
があります。

 二つ目は、代替療法で好んで便う健康食品やサプリメントを、一言で否定する医師がいる
ことです。

いま、健康食品やサプリメントの売り上げ高は、医療費を抜く勢いです。これは、癌や血行障害
・便秘などのいわゆる交感神経緊張症状を、短期間に改善してゆくからでしょう。

 つまり、実体験が健康食品やサプリメントの使用をここまで拡大させているのです。

このような流れにまったく無関心で、薬物による対症療法にばかりに目が行くのは考えが
狭いといえるでしょう。むしろ、医療が弱体化している原因をきちんとさぐり、新しい医学を
つくる情熱が、若い医師には求められていると思います。ピンチはチャンスです。

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